能勢電気軌道の31型のペーパーモデルです。

阪急梅田への直通電車が走る現在の通勤路線の能勢電鉄からは想像も付きませんが、妙見山への参詣電車だった頃（昭和30年代）はこの電車のイメージですね。

平野車庫に長い間廃車体が置いてあったそうです。
昭和の頃、阪急川西能勢口駅の隅っこに置いてあって、一日に数往復だったと思いますが、川西国鉄前まで走っていた電車は50形、60形だと思います。国鉄の川西池田駅の移転、周辺地域の再開発に伴って、能勢電の川西国鉄前−川西能勢口間も廃止になって、現在は歩道になっていたのではないかと思います。

車体はペーパーによるフル自作。屋根板方式でつくられています。プラ板の床板に1990年1月1日の日付があります。
ディテールは最小限ですが、きっちり、すっきりと作られております。曲がりの無いシル、ヘッダーの貼り付けが気持ちよく、半艶の仕上げがブラスでもプラでもない質感をかもし出しています。