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■■名古屋鉄道3400系 ※参考品
(2000年6月28日まで)


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1.実車について
1937年に2輌編成3本が製造された車輌で「いもむし」の愛称で呼ばれています。戦後、中間車が増備され、4輌編成となりましたが、現在は2輌編成1本が犬山地区で動態保存的にローカル運用にあたっています。

製作・説明文:鈴木聡

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2.製品について
タニカワの製品で’80年頃のTMSが編集発行した、カタログに記載されていましたので、20年以上販売されている定番?商品です。
原形(2連)、旧型(4連、尾灯2コ)、更新形(4連、前面窓の一体化、尾灯の角型化)の3バージョンがあります。
'87年ごろ、ストロークリームにスカーレットの帯にしたくて、旧型を物色したのですが、入手できず原形を購入(当時1万円)しました。

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3.組立について
ストレートに組み立てています。
客用ドアとスカートが一体物で、そこに床板取付アングルのガイドがプレスされている為、位置決めは簡単です。
屋根上のランボードの脚は角線から所定の寸法に切り、はんだ付けする為、向きと間隔を揃えるのが難しいです。
ここが雑になってしまったので、修正するか悩むうち10年が経ってしまいました。結局そのままで完成させてしまいましたが・・・。

4.動力について
パワートラックが指定されていましたが、購入当時はインサイドギア化するべく、床板、アングルを取付ました。
しかし、MPギアの滑らかさに感激し、残る一方の床板をMP対応化しました。
当初、EN22一般型にユニバーサルジョイントタイプ2を組み合わせましたが、車体が短い為、失敗。EN22軸短形にユニバーサルジョイントに変更しました。
ウエイトも切り欠き無しのものを、室内に置いていましたが、切り欠き有の物を床下に吊り下げ、台車に干渉する部分は現物合わせで調整しました。

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5.ディテール、塗装について
原形は戦前の登場なので、資料がありません。
パンタまわりに旧式の避雷器を取り付けた位で、ヒューズ箱の形も不明(そもそも屋根にヒューズ箱があったかもわからなかった)なため、配管も取り付けず、配管もしていません。

前照灯のレンズはアクリル棒を使っています。サンドペーパーでケースにはまるように整形し、断面を耐水ペーパ、コンパウンドで研磨して、球面状に仕上げました。
窓ガラスは塩ビ板をゴム系接着剤で付けています。運転台の窓は板ガラスではなく、車体に合わせてカーブのついたガラスだったようなので、車体の外側から現物合わせで3枚分の寸法を決めました。
接着剤を塗り、室内から押し込んで取付け、はみ出した接着剤はゴム系ですので、つまようじでツンツンと軽く突つくようにして取り除きました。

塗装はマッハの塗料をタミヤのスプレーワークで吹き付けました。

プライマー:シールプライマー(マッハ)
下地、内装兼用:新幹線用アイボリー(マッハカラー16番)
車体上半色:淡緑1号(マッハカラー218番)
※京阪若草色、南海サザン淡緑、グリーン車用帯色等の中から選びました。
車体下半色:名鉄淡緑(マッハカラー78番)
スカート:EC、DC床下(マッハカラー29番)
屋根:つや消しねずみ(マッハカラー23番)

現在のグリーンのツートンカラーは写真で見る限り、上半色がかなり白っぽいので、サザン淡緑の方がよかったかもしれません。

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6.最後に
資料が全くない上、現物を見にも行かない怠け者ですので、お叱りを受けそうですが、キットを素組みした見本ということで、おゆるし下さい。
今後、室内灯、前照灯の点灯、クロスシートの取付けを考えていますが思いのほか、運転台がよく見えますので、運転装置も取り付けようと思っています。

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